第 51 回 日本病理学会東北支部学術集会（ＪＳＰ −ＴＮ）　抄録データベース
演題番号 28 部位/臓器 乳腺 演題名 乳腺腫瘍の1例 出題者および所属 岩手医科大学臨床病理 上杉 憲幸、菅井 有、焦 宇飛、中村 眞一 八戸赤十字病院外科 中島 章恵、福田 春彦
症例の概要・問題点
症例	78歳、女性
既往歴	特記すべき事項なし。
家族歴	特記すべき事項なし。
現病歴	平成12年3月、左乳房に腫瘤を自覚し、八戸赤十字病院外科を受診。 触診にて左乳房C領域に弾性やや軟な腫瘤性病変を触知した。 超音波検査では、内部がlow echoicを示す嚢胞状の限局性腫瘤性病変として描出された。 嚢胞内腔の穿刺吸引細胞診では、class ?、carcinoma疑いであり、同年4月17日、 生検が施行された。摘出された腫瘍組織は大きさ15x13mmの嚢胞状の病変で、 嚢胞腔内には古い凝血塊と軟らかいやや乳頭状の腫瘍組織が認められた。
問題点	本腫瘍の良悪性診断および組織診断
最終病理診断	Ductal carcinoma in situ with neuroendocrine/mucinous feature. (solid and papillary DCIS)
配布標本	腫瘍の最大割面の標本