第 51 回 日本病理学会東北支部学術集会(JSP −TN) 抄録データベース | |||||||||||||||||||||||
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症例の概要・問題点 | |||||||||||||||||||||||
症例 | 45歳,女性 | ||||||||||||||||||||||
現病歴 | 1981年12月,左頚部腫瘤を自覚.1996年7月、腫瘤の増大のため他院受診. 左ptosisあり.同年12月,迷走神経由来腫瘍が疑われ腫瘍摘出術施行. 病理組織診断はneuroflbroma.術後Horner徴候および左反回神経麻痺が出現し、 交感神経も腫瘍と一塊となっていたと考えられた.1998年10月,左頚部腫脹を自覚し同院受診. 1999年4月,MRIにて再発と考えられる頚静脈孔から頭蓋内に進展する腫瘍がみられ, 同年6月,同院にて手術施行.腫瘍は総頚動脈分岐部から内頚動脈に沿って頭蓋内に 進展していたが,頭蓋底付近までの腫瘍を摘出.明らかな残存があった. 病理組織診断はneurofibroma.2000年1月、MRIにて腫瘍の増大がみられたため, 3月,手術目的にて当院脳外科紹介となった.頚部から頭蓋内に連続する腫瘍のうち, 3月に頚部部分を,4月に頭蓋内部分を摘出した. |
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最終病理診断 | Malignant peripheral nerve sheath tumor. | ||||||||||||||||||||||
配布標本 | 2000年3月に摘出された腫瘍の頚部部分. | ||||||||||||||||||||||
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