第 51 回 日本病理学会東北支部学術集会（ＪＳＰ −ＴＮ）　抄録データベース
演題番号 03 部位/臓器 膵 演題名 膵嚢胞の一例 出題者および所属 吉岡年明1、西川祐司1、蘇 牧1、 大森泰文1、東海林琢男1、梅木靖浩1、 渡辺 斉1、岩下方彰2、明石 建2、 荒川 明2、塚本文仁2、榎本克彦1 （1 秋田大学医学部病理学第一講座、2秋田労災病院外科）
症例の概要・問題点
症例	34歳、男性
既往歴	特記すべきことなし
主訴	特になし
臨床経週	2000年1月の検診で膵嚢胞を指摘された。また血清CA19-9の上昇が認められた。 4月6日、膵嚢胞、膵尾部および脾臓の摘出術が行われた。
肉脹的所見	膵尾部の背側に膵臓に連続する9x8x7.5cmの嚢胞を認めた。脾臓との連続性はなかった。 嚢胞内面はほぼ平滑で結節性の病変は見られなかった。一部に壁の肥厚が認められ、 その部分では内面が肉柱様の変化を示していた。
間題点	本腫瘍の病理診断
最終病理診断	Epithelial cyst of the accessory spleen in the pancreas.
提出標本	嚢胞の一部