第 52 回 日本病理学会東北支部学術集会(JSP −TN) 抄録データベース
演題番号 18
部位/臓器 男性生殖器 陰嚢/陰茎
演題名 陰嚢内腫瘍の1例
出題者および所属
杉野 隆1)、吉田 純也2)
深谷 保男2)、鈴木利光1)
1) 福島医大、医、第2病理、2) 南東北病院、泌尿器科

症例の概要・問題点
症例 65歳、男性
主訴 陰嚢内容腫大
家族歴 特記すべきことなし
既往歴 高脂血症で加療中
現病歴 2000年始め頃より右陰嚢内容の腫大に気がついた。
痛みはないが徐々に増大したため南東北病院泌尿器科を受診した。
睾丸腫瘍の診断のもとに2000年6月12日、腫瘍および右睾丸が摘出された。
腫瘍は陰嚢壁から容易に剥離され、睾丸や精巣上体とも明瞭に境界されていた。
腫瘍径は8x9cm、割面は分葉状、白色で非常に硬かった。
壊死はなく、腫瘍中心に瘢痕状の領域を伴っていた。
現在まで再発はみられていない。


問題点 病理組織診断
最終病理診断 Sclerosing epithelioid fibrosarcoma.

配布標本 摘出腫瘍