第 52 回 日本病理学会東北支部学術集会(JSP −TN) 抄録データベース
演題番号 15
部位/臓器 消化管 十二指腸
演題名 十二指腸腫瘍の一例
出題者および所属
木村伯子、大谷明夫、若狭治毅
東北労災病院検査科

症例の概要・問題点
症例 71歳 男性
既往歴 1983年 腎摘出
現病歴 2000年8月より下血、タール便、息切れ等の貧血症状が出現し、
精査のため来院し、十二指腸腫瘍が発見された.

臨床診断 十二指腸肉腫、膵転移の疑い
肉眼所見 十二指腸内腔に突出し、かつ一部膵に浸潤する7.5x4.5cm大の境界明瞭な充実性腫瘍.
腫瘍内に出血がみられる.膵尾部にも1.5 cm大の周囲との境界明瞭な充実性腫瘍あり.


問題点 病理組織診断
最終病理診断 Metastatic renal carcinoma.

配布標本 2000年11月に手術摘出された十二指腸腫瘍