第 52 回 日本病理学会東北支部学術集会（ＪＳＰ −ＴＮ）　抄録データベース
ワークショップ 05 部位/臓器 乳腺 演題名 乳腺腫瘍の2例 出題者および所属 江村　巌、薄田　浩幸　（長岡赤十字病院病理部）
症例の概要・問題点
症例１	66歳 女性 病理番号 00-4546
現病歴	平成12年6月、右乳腺、A領域の2.5cmの腫瘤に気づいた。 穿刺細胞診にてClass ?，腺癌と診断。 8月 Modified radical mastectomy施行された。
肉眼所見	腫瘍は3.2x2.5x2.3cmのダンベル型、割面は白色。
組織所見	Estrogen receptor，progesteron receptor，EMA，keratin陽性
症例２	70歳 女性 病理番号 00-6159
現病歴	患者は左乳腺A領域に30年前から腫瘍があったと言っている。平成12年になり 腫瘍が増大し受診した。穿刺細胞診にてClass ?，腺癌と診断。 11月に乳腺部分切除された。
肉眼所見	腫瘍は3x3x3cm。割面は黄色であった。
組織所見	Estrogen receptor，progesteron receptor，S-100，HHF-35陰性。 EMA，Keratin，CEA，Mucicarmin，d-PAS反応，S-III陽性。
問題点	症例１：病理診断 症例２：病理診断
最終病理診断	症例1　Invasive ductal carcinoma with rhabdoid feature? 症例2　Lipid-rich carcinoma.