第 53 回 日本病理学会東北支部学術集会(JSP −TN) 抄録データベース | |||||||||||||||||||||||
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症例の概要・問題点 | |||||||||||||||||||||||
症例 | 59歳,女性 | ||||||||||||||||||||||
臨床経過 | 2000年8月頃から頻尿があり,産婦人科で精査したところ骨盤腫瘍が見出された. MRI上high intensity, heterogenousな腫瘍で,変性筋腫または肉腫が疑われた. 同年9月,腹式子宮全摘および両側附属器摘出術が行われた. 腫瘍は膀胱子宮窩の骨盤腔側(後腹膜)にあり,膀胱を強く圧排していた. 子宮,両側卵巣は肉眼的に正常であった. 腫瘍は手で裂ける程度にもろく,大きさは約12x15x11cmであった. 手術後follow upしていたところ,腹腔内に再発と考えられる腫瘍が出現し, 2001年4月19日摘出術が行われた. 前回手術時にみられた腫瘍と同様の肉眼所見を示す後腹膜腫瘍で, 3個の結節(13x12x7cm, 19x9x6cm, 6x4x2cm)からなっており, 一部は右尿管に接していた. |
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問題点 | 病理組織診断 | ||||||||||||||||||||||
最終病理診断 | Liposarcoma, myxoid and pleomorphic. | ||||||||||||||||||||||
配布標本 | 初回手術時の腫瘍の一部(2000-8624) | ||||||||||||||||||||||
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