第 51 回 日本病理学会東北支部学術集会(JSP −TN) 抄録データベース | |||||||||||||||||||||||
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症例の概要・問題点 | |||||||||||||||||||||||
症例 | 47歳、男性。 | ||||||||||||||||||||||
現病歴 | 肝硬変で経過観察中、胃内視鏡検査にて、胃体上部大彎側に粘膜下腫瘍が認められ、生検にてcarcinoidと診断された。内視鏡的粘膜下腫瘍摘出術 (polypectomy)が施行され、polypectomy標本の診断もcarcinoidだった。その2ケ月後、前回とは異なる胃体部前壁に、中心陥凹を伴う隆起性病変が認められた。胃粘膜下腫瘍として、直ちに、po1ypectomyが施行された。肉眼所見 (ホルマリン固定後):粘膜下層に、境界明瞭な結節が認められた。大きさは、15 x 15 x 10 mmで、灰白色を呈し、硬さはstone like hardであった。 | ||||||||||||||||||||||
問題点 | 病理診断 | ||||||||||||||||||||||
最終病理診断 | Ossified gastric carcinoid. | ||||||||||||||||||||||
配布標本 | 摘出された胃粘膜下腫瘍 | ||||||||||||||||||||||
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