第 68 回 日本病理学会東北支部学術集会(JSP −TN) 抄録データベース | |||||||||||||||||||||||
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症例の概要・問題点 | |||||||||||||||||||||||
症例 | 59歳 男性 | ||||||||||||||||||||||
既往歴 | 特記すべきことなし | ||||||||||||||||||||||
現病歴 | 7年前,歩行障害,食欲不振,頭痛を主訴として当院受診. 頭部MRI,血管造影で右小脳半球に直径3.5cmの腫瘤が認められた. 血管芽腫と臨床診断され,腫瘍摘出術が行われた.病理組織学的にも血管芽腫と診断した. その7年後,視力障害を訴え当院受診.小脳血管芽腫の局所再発と臨床診断され,腫瘍摘出術が行われた. |
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配布標本 | 再発腫瘍の全割,全包埋標本. | ||||||||||||||||||||||
組織所見 | 弱好酸性-淡明な胞体を有する多角形-類円形細胞のシート状の増殖がみられ, その中に多数の毛細血管の介在が認められる. 免疫染色で多角形-類円形細胞はvimentin(+),cytokeratin AE1/AE3(-),EMA(-), GFAPとD2-40は現在未検討だが学術集会までに検討予定,Ki-67陽性率:約10%. |
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問題点 | 病理組織診断および悪性度 | ||||||||||||||||||||||
最終病理診断 | Hemangioblastoma | ||||||||||||||||||||||
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