第 68 回 日本病理学会東北支部学術集会(JSP −TN) 抄録データベース
演題番号 02 区分 B. 典型的・教育的・その他の症例
部位/臓器 腹膜,後腹膜及び関連組織 後腹膜
演題名 後腹膜腫瘍の一例
出題者および所属
無江 良晴、小西 康弘、鈴木 正通、上杉 憲幸、菅井 有
岩手医科大学 病理学講座 分子診断病理学分野
症例の概要・問題点
症例 60歳 男性
主訴 右下腹部腫瘤
既往歴・家族歴 特記事項なし
現病歴 2007年12月頃より右下腹部の腫瘤を自覚し,その後も徐々に増大がみられたため,
2008年6月に岩手医科大学医学部付属病院を受診した.その際の腹部CTにて右下腹部骨盤内に
直径7cm大の腫瘍を認めたため,2008年7月に当院外科にて腫瘍摘出術を施行した.
病理に提出された病変は72x58?,弾性軟で周囲に被膜を伴った境界明瞭な腫瘤病変であった.
割面にて腫瘍内部は黄色調で,肉眼上では明らかな出血・壊死等はみられなかった.
提出標本 腫瘍組織

問題点 組織診断
最終病理診断 Spindle cell liposarcoma