第 66 回 日本病理学会東北支部学術集会(JSP
−TN) 抄録データベース |
演題番号 |
21 |
区分 |
B. 典型的・教育的・その他の症例 |
出題者および所属 |
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新潟大学医歯学総合病院 歯科病理検査室1),
新潟大学大学院医歯学総合研究科 顎顔面口腔外科学分野2),
顎顔面放射線学分野3),ロ腔病理学分野4)
依田 浩子1),小林 孝憲1),永田 昌毅2),高木 律男2),
新国 農3), 勝良 剛詞3),西山 秀昌3),林 孝文3),
朔 敬1,4)
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症例の概要・問題点 |
症例 |
42歳 女性
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現病歴 |
2007年5月,硬固物を噛んだ数日後から下顎前歯部に激しい冷水痛を自覚.開業歯科受診し,下顎左側側切歯の根尖性歯周炎の診断にて,同歯の根管治療および排膿処置を受けた.しかし,症状改善しないため,同年8月に紹介にて本学口腔外科を受診した.下顎右側側切歯部から左側第一小臼歯部にかけて,頬側歯肉にび漫性の腫脹がみとめられ,CTにて同部に歯根尖を含んだ境界明瞭な骨透過像が確認された.9月に生検後,下顎骨辺縁切除術が施行された.
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肉眼所見 |
切除物は下顎右側側切歯から左側第一小臼歯部をふくむ下顎骨組織で,頬舌側皮質骨はほぼ消失し,半球状に膨隆した弾性硬の軟組織が露出していた.矢状断で6分割したところ,下顎骨体はほぼ完全に吸収されており,内部には黒褐色および白色部位がまだらに混在する充実性病変が認められた.
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配布標本 |
病変の中央部割面を配布標本とし
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検討事項 |
病理組織学的診断
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最終病理診断 |
Giant cell reparative granuloma.
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