第 66 回 日本病理学会東北支部学術集会(JSP
−TN) 抄録データベース |
演題番号 |
08 |
区分 |
B. 典型的・教育的・その他の症例 |
出題者および所属 |
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1) 岩手医科大学 歯学部口腔病理学講座,2) 同 中央臨床検査部臨床病理部門,
3) 同 医学部病理学第二講座
原田 博史1),小西 康弘2),小谷 康慈3),
佐藤 孝3),菅井 有2),武田 泰典1)
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症例の概要・問題点 |
症例 |
43歳 男性
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既往歴 |
34歳時 本学脳外科にてastrocytomaの手術歴あり
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現病歴 |
近医耳鼻科にて右鼻腔内に易出血性の腫瘍を指摘され,本学耳鼻咽喉科へ紹介された.画像上,腫瘍は右鼻腔の後端,中鼻甲介と下鼻甲介の間に位置し,長径約2cmのやや扁平な腫瘤状をなしていた.2度の生検により悪性の診断を得たため,本学初診の2ヶ月後中鼻甲介,下鼻甲介,篩骨洞,蝶形骨洞および上顎洞の粘膜ならびに骨を含めた腫瘍切除術を施行された.
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肉眼所見 |
腫瘍は25x15x10mm大の腫瘤状をなし,表面粗造,境界明瞭であった.割面では内部充実性で,乳白色とやや褐色がかった色調の部分が不規則に混在しており,部分的に出血と微小な腔状構造が散見された.
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配布標本 |
切除された腫瘍本体のぽぼ最大割面
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問題点 |
病理組織診断
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最終病理診断 |
Basaloid squamous cell carcinoma.
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