第 66 回 日本病理学会東北支部学術集会(JSP −TN) 抄録データベース
演題番号 27 区分 B.典型的・教育的・その他の症例
部位/臓器 乳腺
演題名 乳腺ステレオガイド下針生検の1例
出題者および所属
市立函館病院 中央検査部臨床病理科1), 外科2)

工藤 和洋1),下山 則彦1),吉田 淳2),木村 純2)
症例の概要・問題点
症例 40代前半女性

既往歴 流産1回

経過 2007年6月の乳癌検診(マンモグラフィー)で右乳房AC領域にカテゴリー4の石灰化病変を指摘された.7月ステレオガイド下針生検(マンモトーム(R)生検)を行った.

配布標本 13本採取された針生検の内1本

所見 Terminal ductal lobular units(TDLU)で腺管の拡張が見られた.腺管内部には管腔側細胞膜に突出物を形成する上皮が認められた(写真参照).


問題点 1. 病理組織診断, 2. 臨床的取扱い,フォローアップ,予後.
※ 材料が小さいため配布標本によっては見づらい場合もあります.
  写真の様な病変について検討をお願いします.

最終病理診断 Columnar cell change with atypia (flat epithelial atypia)