第 66 回 日本病理学会東北支部学術集会（ＪＳＰ −ＴＮ）　抄録データベース
演題番号 01 区分 B. 典型的・教育的・その他の症例 部位/臓器 消化管 胃 演題名 特異な組織像を示した胃癌の一例 出題者および所属 山形大学医学部人体病理病態学教室 高野 潤，朴 正華，緒形 真也，本山 悌一
症例の概要・問題点
症例	63歳 女性
主訴	心窩部痛
既往歴	特記すべきことなし
現病歴	心窩部痛にてY病院を受診し，入院．上部消化管内視鏡検査にて胃噴門部に巨大な２型の腫瘍を認め，CT上横隔膜浸潤とS6に肝転移を認めたため，下部食道切除・胃全摘・肺摘・肝S6部分切除・胆摘が行われた． 肉眼所見：胃体上部大彎側に10x7cm大の２型腫瘍を認め，腫瘍は漿膜側に突出し横隔膜への浸潤を認めた．肝S6に10mm大の転移を認めた．
配布標本	胃切除標本の一部
問題点	病理組織診断
最終病理診断	Combined carcinoma (papillary>hepatoid>poorly differentiated>choriocarcinoma)