第 54 回 日本病理学会東北支部学術集会(JSP −TN) 抄録データベース | |||||||||||||||||||||||
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症例の概要・問題点 | |||||||||||||||||||||||
症例 | 66歳、男性 | ||||||||||||||||||||||
経過 | 平成13年3月Dysphagiaにて近医受診。内視鏡上食道腫瘍を認 め、東北公済病院外科紹介。初回の生検では so-called carcinosarcoma.食道内腔をほぼ充満する腫瘍が存在したため、 準緊急的に手術となる。 |
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肉眼像 | 粘膜面から内腔に突出する10cmx3.5cmの隆起性、有茎性の腫 瘍。表面には広くerosionを生じていた。割面は白色、充実性で、 食道壁と約3cmの茎で交通しており、固有筋層と連絡するごとく に見られた。 |
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免疫染色 | CK(AE1/AE3 及び KL-1)(-),α-SMA(-),vimentin(+), desmin(-),myoglobin(-),S-100(-),c-kit(+),CD34(-),CD68(反 応性と見られる大型の細胞に(+)),Ki・67:高率に陽性。 |
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問題点 | 1) 病理組織診断、2)悪性度 | ||||||||||||||||||||||
最終病理診断 | Gastrointestinal stromal tumor and CIS. | ||||||||||||||||||||||
配布標本 | 既存の食道を含む腫瘍部 | ||||||||||||||||||||||
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