第 54 回 日本病理学会東北支部学術集会(JSP −TN) 抄録データベース | |||||||||||||||||||||||
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症例の概要・問題点 | |||||||||||||||||||||||
症例 | 26歳、女性 | ||||||||||||||||||||||
経過 | 10歳台後半より顔面、躯幹、下肢に浸潤性紅斑を認めており、1996 年(22歳)岩手医大皮膚科を受診した。1997年頃より四肢に丘疹 が出現し、自然消退と再燃をくり返すようになった。生検にて真皮 浅層を中心とする異型リンパ球浸潤を認め、lymphomatoid papulosisと診断された。浸潤性紅斑、左膝の潰瘍は種々の治療に抵 抗性を示し、1999年、切除術、皮弁形成術を施行した。全身の皮 膚に著明な色素沈着と萎縮を認め、鼠径部では皮膚弛緩性が目立つ ようになった。 |
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問題点 | 病理組織診断 | ||||||||||||||||||||||
最終病理診断 | Malignant lymphoma(GSS), Cutaneous T-cell lymphoma, CD30(+). | ||||||||||||||||||||||
配布標本 | 腹部浸潤性紅斑部 | ||||||||||||||||||||||
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