第 59 回 日本病理学会東北支部学術集会(JSP −TN) 抄録データベース
演題番号 18 区分 A. 難解・問題症例
部位/臓器 21 腹膜,後腹膜及び関連組織 腹膜
演題名 多形細胞を含む腹膜腫瘍の1例
出題者および所属
朴 正華、加藤 哲子、本山 悌一
山形大学医学部人体病理病態学教室
症例の概要・問題点
症例 59歳、女性
現病歴
平成13年10月、他院にて右腎背側の後腹膜腫瘍に対し
腫瘍摘出術が行われ、悪性線維性組織球腫と病理診断がされていた。
平成16年3月にCTで再発が疑われ、4月に右腎を含む腫瘍の再摘出術が行われた。
肉眼所見
腫瘍は右腎臓背側の多数の結節の集合として認められた。
最大の結節は9.0x5.5cmであった。腫瘍結節は軟らかく、割面は黄色から黄白色であった。
配付標本 第2回手術時の摘出標本、2枚(最大結節より)

間題点 病理診断、特にどのような基準でどのような組織亜型にするか?
最終病理診断 Liposarcoma, pleomorphic or mixed type