第 59 回 日本病理学会東北支部学術集会（ＪＳＰ −ＴＮ）　抄録データベース
演題番号 16 区分 B. 典型的・教育的・その他の症例
部位/臓器 15 男性生殖器 精巣
演題名 精巣上体腫瘍の一例
出題者および所属
山形県立中央病院検査部病理 柳川 直樹, 笹生 俊一
症例の概要・問題点
症例 25歳，男性
既往歴 特記すべきことなし
家族歴 特記すべきことなし
現病歴 
約1年前より右精巣の腫脹に気づいていたが放置していた。
2004年2月、家人に勧められ当院受診。
右精巣腫瘍の診断にて手術が予定された。
術前検査 AFP 3.4ng/ml, β-HCG
手術所見 
腫瘍は精巣とは連続しておらず、精巣上体部に埋没していた。
迅速診断では確診がつかず、悪性腫瘍の可能性も否定しきれないため
高位除睾術が施行された。
免疫染色 
KR/AE1/AE2(+), HBME-1(+), PAS(-), Alcian blue(+),
Thrombomodulin(+/-), Calretinin(+), EMA(-), 
vimentin(+), CA-125(+), EA/Ber-EP4(-), CD34(-),
CD5(-), p53(-), MIB-1 index (7.4%).
配布標本 腫瘍組織
問題点 病理組織診断
最終病理診断 Adenomatoid tumor