第 59 回 日本病理学会東北支部学術集会(JSP −TN) 抄録データベース
演題番号 01 区分 B. 典型的・教育的・その他の症例
部位/臓器 4 鼻腔,副鼻腔,鼻咽頭,喉頭
演題名 生下時より存在した鼻根部の腫瘤性病変
出題者および所属
武山 淳二1)、林 俊哲2) 1)宮城県立こども病院 臨床病理科、2)同 脳神経外科
症例の概要・問題点
症例 1歳5ヶ月の女児
生下時より鼻根部の膨隆を認めていた。
近医を受診した際、脳瘤が疑われ、当院を紹介された。
MRIでは、前頭骨と鼻骨との間に骨欠損を認めた。
そしてその部分の皮下組織に径7mmのcystic lesionを含む、
径2cmの腫瘤影を認めた。脳組織の頭蓋外への逸脱はなかった。
手術では、cystを含む膨隆部分を摘出し、骨欠損部分の修復を行った。
配布した標本はそのcystを含む病変部分である。

最終病理診断 Rhabdomyomatous mesenchymal hamartoma with dermoid cyst