第 57 回 日本病理学会東北支部学術集会(JSP
−TN) 抄録データベース |
演題番号 |
17 |
区分 |
難解・問題症例,典型的・教育的症例 |
出題者および所属 |
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櫻田潤子 梅津 哉 内藤 眞
新潟大学大学院医歯学総合研究科細胞機能講座分子細胞病理学分野
(新潟大学医学部病理学第二講座)
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症例の概要・問題点 |
症例 |
58歳の男性.耳鳴・めまいの精査時に糖尿病を指摘され,超音波画像及び腹部
コンピュータ断層撮影にて副腎腫瘍を認め,精査加療目的に入院.
131I-MIBGシンチグラフィでは副腎に集積像を認めず,dexamethasone 1.0mg
抑制試験では正常反応を示し,尿中カテコラミン排泄量及び血中副腎皮質刺激ホルモン
及びコルチゾール値はいずれも正常範囲内であった.以上から非機能性副腎腫瘍として
腹腔鏡下副腎摘出術を施行された.
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肉眼所見 |
右副腎組織内の19x15x20mmの結節性病変で,被膜形成ははっきりしなかった.
割面では副腎皮質内の白色調,スポンジ状に柔らかい腫瘤で副腎皮質との境界は
明瞭であった.
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問題点 |
1. 病理組織診断
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最終病理診断 |
Adenomatoid tumor
組織像自体は典型的であるが、unusualな場所に発生したという点で教育的な症例
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