第 57 回 日本病理学会東北支部学術集会(JSP
−TN) 抄録データベース |
演題番号 |
16 |
区分 |
典型的・教育的・その他の症例 |
出題者および所属 |
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長岡赤十字病院検査部1)、同 病理部2)
薄田 浩幸1)、江村 巌2)
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症例の概要・問題点 |
症例 |
0歳、男児
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臨床経過 |
母体、妊娠経過とも特記すべき事なく、在胎38週6日、29129、正常経膣分娩で
出生した。
12生日、オムツの中に凝血塊がみられ近医受診し、腹部CTにて右のウィルムス
腫瘍が疑われ、当院へ紹介され、右腎摘除術を施行された。
検査所見では検尿、検血に異常はなかった。生化学ではASTが63IUと軽度上昇し
ていた。また、血中の活性型レニン定量が132pg/ml(基準値2.5-21.4)と増加し
ていたが、術後3.2pg/mlと減少した。
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肉眼所見 |
摘出腎臓は75gで大きさ50x50x46mmの境界明瞭、淡黄色、弾性軟な単一腫瘤が認め
られた。腫瘤は散在性に出血を伴っていた。
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配布標本 |
切除腫瘍
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問題点 |
病理診断
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最終病理診断 |
Congenital mesoblastic nephroma
遺伝子解析まで含めた詳細な検索がなされており、診断に関しては問題がない。
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