第 57 回 日本病理学会東北支部学術集会(JSP
−TN) 抄録データベース |
演題番号 |
06 |
区分 |
典型的・教育的・その他の症例 |
出題者および所属 |
|
○丸山 智1、程 君1、福田 純一2、高木 律男2、田中 礼3、林 孝文3、朔 敬1
新潟大学大学院医歯学総合研究科
1 顎顔面再建学講座口腔病理学分野 2 口腔健康科学講座顎顔面口腔外科学分野
3 顎顔面再建学講座顎顔面放射線学
|
|
症例の概要・問題点 |
症例 |
44歳、女性。
|
現病歴 |
1998年より右側顎関節に開口時の雑音と自発痛が出現したが放置していた。
外傷の既往はない。2002年9月より同部の安静時疼痛が増悪したため、本学口腔外科を
受診した。パノラマX線検査にて右側顎関節に小楕円形の不透過性病変がみいだされた。
CT、MRIにて同側関節窩の変形、関節包の肥厚と上関節腔内に多数の小楕円形から類円
形の軟骨様硬組織がみとめられた。同年11月に右側顎関節腔内病変摘出術、関節円板・
下顎頭切除術が施行された。
|
肉眼所見 |
右側上関節腔内より22個の米粒状浮遊物が摘出されたが、最大で長径11mm
の黄白色で表面平滑な軟骨様硬をしめした。そのほかに数個が上関節腔滑膜に付着してい
た。
|
配布標本 |
関節腔内浮遊物17個を脱灰したのち切片とした。
|
|
|
最終病理診断 |
Synovial chondromatosis
診断についてはsynovial chondromatosisで特に異論はでなかった。
病変の発生機序について討論を行った。
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|