第 54 回 日本病理学会東北支部学術集会(JSP −TN) 抄録データベース | |||||||||||||||||||||||
|
|||||||||||||||||||||||
症例の概要・問題点 | |||||||||||||||||||||||
症例 | 45歳,女性 | ||||||||||||||||||||||
家族歴 | 特記すべきことなし | ||||||||||||||||||||||
現病歴 | 出生,生育に問題はなかった。 1976年(20歳) 右顔面神経麻痺と診断され,投薬を受けたが改善はみられなかった。 1983年(27歳) 右耳の聴覚異常に気付き,頭部CTで多発頭蓋内腫瘍を指摘された。 1984年(28歳) 右顔面神経腫瘍および左テント下腫瘍の摘出を受け,Neurinomaおよ びNeurofibromatosis type2の診断を受けた。 1999年(43歳) 数年前から腰背部痛が出現し受診。MRIおよぴミエログラムで多発脊髄腫瘍を指摘された。 |
||||||||||||||||||||||
現症 | 左胸腹部前面および右胸腹部後面の皮膚に褐色調の色素沈着を認めるが、皮下腫 瘍はみられない |
||||||||||||||||||||||
手術所見 | 胸椎Th8-9、Th1O-11、Th11-腰椎L1に黄白色調の柔らかい硬膜内髄外腫 瘍を、L4に暗赤色の柔らかく脆い硬膜内髄外腫瘍を認め、それぞれ摘除した。 |
||||||||||||||||||||||
問題点 | 組織診断 | ||||||||||||||||||||||
最終病理診断 | Neurinoma and meningioma. | ||||||||||||||||||||||
配布標本 | 胸椎Th11および腰椎L4の腫瘍(2枚) | ||||||||||||||||||||||
|