第 55 回 日本病理学会東北支部学術集会(JSP −TN) 抄録データベース | |||||||||||||||||||||||
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症例の概要・問題点 | |||||||||||||||||||||||
症例 | 34歳、女性 | ||||||||||||||||||||||
主訴 | 右上眼瞼内側の腫瘤触知 | ||||||||||||||||||||||
家族歴 | 特記すべき事項なし | ||||||||||||||||||||||
既往歴 | 特記すべき事項なし | ||||||||||||||||||||||
現病歴 | 平成10年頃より右上眼瞼内側に腫瘤を触知していたが放置していた。 腫瘤が消失しないため、平成12年4月精査を施行し、CT検査にて 右眼窩内に直径10mmの充実性の腫瘤性病変が確認された。 以後経過をみていたが、平成13年11月に施行したMRI 検査にて病変の 増大を認めたため、同年12月に腫瘤摘出術を施行した。 |
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手術および肉眼所見 | 右眼窩内の境界明瞭な結節性病変で、骨その他の組織との 癒着は認めなかった。病変は被膜形成を伴う境界明瞭な、大きさ25x15mm の腫瘤性病変で、割面は灰白色調均質、壊死や出血はみられなかった。 |
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問題点 | 病理組織診断および悪性度 | ||||||||||||||||||||||
最終病理診断 | Solitary fibrous tumor. (benign.) | ||||||||||||||||||||||
配布標本 | 病変の最大割面 | ||||||||||||||||||||||
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